駒澤大学教育後援会が毎月連載でお届けしているコラムの最新版です。駒澤大学総合教育研究部日本文化部門で日本語学を専門とする、萩原義雄教授が執筆。
駒澤大学 教育後援会 教授コラム『愛語』 今月の愛語第六十二回
『吾が活路を見出すとき』
平成24年5月1日
日本語を用いて学生たちと講義し質問回答の対話する時間が急速に高まってくる時季を迎えた。「平凡」な内なる暮らし向きの生活から社会組織的な情報伝達の場がメールの数でも増加する時でもある。であるから、最初の会話は、「はじめまして……」「○○でございます」「よろしくお願い申し上げます」などのあいさつ言葉が日々繰り返されていく。
これまで知らなかった大学教育の世界を一緒に歩み出すのである。教師は学生にしてみれば、喩えて云えば港から船出する船の按針の役割を担うことになる。自身の船に乗り合わせた彼らを此岸から彼岸へと導くことが目的だからだ。また、五里霧中の道道を指南車が精確に位置情報を報送することで、進むべきルートを確保することにもなる。彼らの父は、彼らに地図(=電子媒体機器)を与え、母は空を飛翔する
そして、
また、『徒然草』第十三段には、「ひとり、
萩原 義雄 教授(HAGIHARA YOSHIO)
駒澤大学 総合教育研究部 日本文化部門 [専門分野]日本語学