令和8(2026)年度 駒澤大学教育後援会 会長就任の御挨拶

会員の皆様におかれましては、日頃より駒澤大学教育後援会の活動に深いご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
このたび、令和8年度駒澤大学教育後援会会長を拝命いたしました福島誠と申します。歴史と伝統ある本会の会長という大任を仰せつかり、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。先達の皆様が築いてこられた歩みに敬意を表するとともに、会員の皆様のお力添えを賜りながら、誠心誠意務めてまいる所存です。
まずは、新入生のご家族の皆様、ご入学誠におめでとうございます。新たな環境のもとで始まる学生生活が、実り多く、かけがえのない時間となりますことを心よりお祈り申し上げます。
本教育後援会は、昭和三十四年に「父母の会」として発足して以来、長きにわたり学生と大学を支え続けてまいりました。この積み重ねこそが、現在の教育後援会の礎であり、他大学には見られない独自性と強みを持つ組織として発展してきた所以であります。大学と家庭をつなぐ架け橋として、また保護者同士が支え合うネットワークとして、時代の変化に応じながらもその本質を守り続けてきたことは、誇るべき財産であると感じております。
駒澤大学に在籍する多くの学生が地方から東京近郊へと生活の拠点を移し、学業に励んでおります。慣れない環境での生活には、不安や課題も少なくありません。こうした状況を踏まえ、本会では学生が安心して日々を過ごせるよう、食育支援や生活環境の整備、さらにはサークル活動への支援など、多面的な取り組みを行っております。特に近年は、学生の健康と学修意欲を支える基盤として食事環境の充実を強化しており、今後も継続的に力を入れてまいります。
また、経済的支援の充実も本会の重要な役割の一つであります。奨学金制度や各種助成を通じて、学生一人ひとりが安心して学業に専念できる環境づくりを進めております。経済的な理由によって学びの機会が制限されることのないよう、引き続き支援の充実を図ってまいります。
さらに、教育後援会は単なる支援団体にとどまらず、保護者同士がつながり、大学とともに学生を見守る「身近な存在」でありたいと考えております。全国各地で開催される懇談会や交流行事は、保護者の皆様の声を大学へ直接届ける貴重な機会であるとともに、会員相互の理解と親睦を深める場でもあります。今後もこうした機会を大切にし、より開かれた後援会活動を推進してまいります。
本年も5月から6月にかけて、全国20か所を超える地域において教育懇談会を開催いたします。ぜひご参加いただき、大学のカリキュラムや就職活動の現状に触れていただくとともに、教職員との交流はもとより、同じ地域の保護者同士による情報共有の輪を広げていただければ幸いに存じます。
駒澤大学は、建学の精神として「禅」の教えを掲げております。この精神は、自己と向き合い、他者を思いやる心を育むものであり、現代社会においてこそその価値が一層高まっていると感じております。教育後援会の活動においても、この「禅の心」を大切にしながら、学生一人ひとりの成長を温かく支えてまいりたいと存じます。
学生が自らの可能性を信じ、それぞれの夢に向かって歩みを進めていくためには、大学・家庭・社会が一体となった支えが不可欠です。教育後援会は、その結節点として、これからも大学と保護者をつなぎ、学生を支える役割を果たしてまいりたいと考えております。
結びに、会員の皆様の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、学生の健やかな成長と本学のさらなる発展を心より祈念し、就任のご挨拶とさせていただきます。





