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萩原 義雄 記

平成最後の夏は台風そして猛暑が各地を襲った。昨日は東京都内でも見られぬ積乱雲(=かなとこ雲)が発生したり、気圧の谷間とも相俟って都心でも夜に雷電の閃光と大雨が降りそそぎ、あッという間に過ぎ去った。そして、各種スポーツ競技も目白押しで、八月前半の高校野球競技甲子園大会も一雨もなく夏の太陽の下で休戦うることなく開催され、当に熱戦が続いた。水泳競技、陸上競技、球技種目と翌日の新聞のスポーツ欄も満載そのものであった。
こうした真夏の競技者は、熱中症にかかることなく臨むのだが、むしろ一般の方々が農事作業だけでなく家のなかでも熱中症にかかり、救急搬送もしきりなしとなった。
こんなとき、緑茶に蜂蜜、冷凍した梅肉に蜂蜜乃至オリーブ油などで体力の消耗から身を護る先人の知恵として有効の度合いを吾人自身も深めてきた。水だけ飲んでいても危険度は変わらない。栄養補給には身近で最適なものを使おう。
災害ボランティア活動も大雨堤防決壊、浸水して人家に押し寄せた土砂とそのあとの異臭に立ち向かう多くの支援者の体力活動が被災した人を救っていることがニュース画像で流れた。二歳の幼児救出劇も尾畠さんの行動が話題となった。

看板文字

看板文字

 あと二年の期限を切った東京オリンピック・パラリンピック開催の会場施設準備も着々と進んできている。異国からの観光者もグンと増加しつつある。これに伴い至る箇所に一目で分かるような看板文字、そして案内所にも国際化の波が押し寄せているようだ。
やがて、夜空に瞬く星々と同じくらいの人々が此の地に集うことになる。歴史的瞬間とも言える新天皇のもとに国家的にも大きく変容することだろう。「名詮自性」とも云う、誕生する未来の子供たちに名づけられる各々の名前が前に突き進むための標べとなろう。
 
《補助資料》
小学館『日本国語大辞典』第二版
かなとこ-ぐも【鉄床雲】〔名〕かな床の形のように上部が平らになった状態の積乱雲。退けば西風が強く吹き、立ちのぼれば雨となるという。《季・夏》【発音】カナトコグモ〈標ア〉[ク゜]
※此の雲を今風に「ラピュタ雲」とマスコミ報道では取り上げていました。異名としては、「あさがお雲」「ラッパ雲」などとも云う。

 
・スーパーボランティア http://post.tv-asahi.co.jp/post-58194/