教授コラム「愛語」
第174回|おくつ【奥津】とかき【柿】
2021年10月1日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 この「奥津」ということばを耳にしたことがあろうか。ちょうど、秋の収穫物が多種市場に出回って、吾人達の食卓にものぼろうとする季節を言い表すことば表現の一つなのだが、古くは『延喜式』に見えていて、その意味は字 …
第173回|猫鈴の議
2021年9月1日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 板井慶次郎編纂『雅俗故事新編』(一八八五(明治一八)年刊、上下二冊)巻之上〔四十三ウ10~四十四オ8〕に、 二五五【猫鈴ノ議】伊蘓普譚(いそつぷたん)に云ふ。鼠猫の為に捕らる。一日、群鼠集會し、防禦の策を …
第172回|漢字を学ぶこと
2021年8月10日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 漢字は日本人としてアジア東北端の国「日本」に到達し、定着するうえで、仏教の経典そして、中国の漢籍が伝来し受用してきた背景に深く関わっています。このことに関わった人物像として、聖德太子、弘法大師空海という人 …
第171回|イチエウ【一葉】
2021年7月1日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 「一葉」という語は、俳諧季語であれば、どなたも秋の桐の葉が一葉はらりと落ちることからして秋の季語と見定めて行くものと推察する。この七月の時節に、「一葉」と申すと、誰もがそれを懐疑するようだ。今年の梅雨時分 …
第170回|エンドウまめ【豌豆豆】
2021年6月1日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 この時節、誰もが口にする「豌豆豆」について、国語辞書である岩波書店刊『広辞苑』第七版に、 えん-どう【豌豆】ヱン‥(古く豆類を中国に輸出していた大宛(だいえん)国(現、ウズベキスタンのフェルガナ州)に …
















