教授コラム「愛語」
第162回|つきの文字【つき】
2020年10月6日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 仲秋の名月を一日にし、二日は満月を望むこと佳き時候を日本各地で鑑賞されたことではないでしょうか。夜空をゆくりなく仰ぎ見る時間が貴く時の過ぎゆくことも忘れて見上げていた。佳月の景観は誰にも感じ得る。この遠き …
第161回|あそび場
2020年9月1日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 遊ぶ「あそび場」ということばの響きに、何をどのように反応するのでしょうか。自然界に鳥や獣そして魚や虫が楽しそうに動きまわるさまを人がはじめて生態事象として捉えたとき、「鳥遊ぶ」「魚遊ぶ」ということばとして …
第160回|権利と自由
2020年8月3日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 「権利」という漢語は、日本語にはなかった。中国書籍『荀子』そして『史記』鄭世家賛に、権力と利益の意として用いられているものの、この漢語のことばは長く用いられた形跡をみないからだ。小学館『日国』を繙くと、本 …
第159回|個体の態
2020年7月1日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 「個体」ということばがある。この反対語が「群体」となる。私たち人類も個体であり、その個体が集合して、家族、村落、国家という社会を形成しています。 三島由紀夫著『春の雪』豊饒の海〔三十三〕に、乳母から語り聞 …
第158回|経験が己れを育てる
2020年6月1日 教授コラム「愛語」
萩原 義雄 識 人はみなそれぞれ自身に見合ったこだわりを持っている。身近のところで申せば、日常生活での食事の摂りかた一つにしても決して一概に説明できないからだ。 いま、一週間のうちにバナナや卵を摂らない人がどれだけいるの …
















